もう30代…プログラミングを学習するには遅い?
未経験でエンジニアを目指すのは20代じゃないとムリ?
こんな疑問について、35歳未経験からエンジニアになった私が、「30代からプログラミング学習を始めても遅くない理由」について解説します!
私は現役のエンジニアです。私自身も35歳でアパレル業界からエンジニアに転職しました
未経験からの転職でしたが、年収は184万円上がり、毎日定時で仕事が終わるので家族との時間が増えました
文系出身でプログラミングはやったこともないし、パソコンが得意だったわけでもありません
そんな私が、なぜ「30代でプログラミングを始めるのが遅い」といわれるのか、その原因と「30代からプログラミング学習を始めても遅くない」理由を解説します
結論から言うと、30代からプログラミング学習を始めても全然遅くないです!!
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30代におすすめのスクールが知りたい方は「30代からプログラミングスクールは迷う必要なし【答えは1択です】」も記事をどうぞ
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30代からのプログラミングは遅い、という勘違い
一般的に、「30代未経験からのプログラミングは遅い」「エンジニアに転職なんて無理」と言われることがあります
この記事に辿り着いたあなたも、1回は聞いたことがあるのではないでしょうか
なぜそんな勘違いが生まれてしまうのか、3つの原因を解説します
IT業界は平均年齢が低い、だから遅いという誤解
「30代から未経験プログラミングは遅い」と言われる原因のひとつに、IT業界の平均年齢が低いことがあります
IT業界の平均年齢は40.3歳。全産業のなかで最も平均年齢が低いです
(参考:厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査の概況』)
その理由は、IT業界は飲食業やサービス業、製造業に比べると比較的新しい産業のため、他業種に比べると平均年齢が低くなるからだと考えられます
「若い人しか働けない」というわけではなく、40代50代でも活躍されている方はいっぱいいます
転職市場で言われている「35歳の壁」は戦略と行動力で乗り越えられる
転職市場で言われている「35歳の壁」という言葉を知っていますか?
20代・30代前半である若年層の転職に比べて、35歳を境に転職が難しくなる、という通説です
確かに、35歳を境に企業の採用要件が大きく変化します
〜34 歳まで | 人材育成を目的とした採用で未経験でも可能 |
35歳 以上 | 即戦力やマネジメントスキルなど経験が重視される |
また、35歳以上に求められるマネジメント職は会社にいる人数自体も少ないため、採用枠も少ないです
このような要因から「転職市場には35歳の壁がある」「未経験転職は35歳以上は厳しい」と言われます
年齢が若い方が採用枠が多く、転職しやすいのはまちがいありません
でも、30代後半でもしっかりとした戦略と行動力があれば未経験からエンジニアへの転職は可能です
正しい戦略と行動力があれば、「35歳の壁」は乗り越えられます!
「無理」「叶わない」と思っているのは自分自身の思い込み
あなたが行動しようとすると現れるドリームキラーという存在
「他人が自分より成功することを避けたい」という嫉妬や妬みの感情や、逆に善意の親切心から生まれる心配の感情などから、ネガティブな言葉を投げかけてきます
「そんな夢叶うわけないよ」
「成功する人は一握り。現実は甘くないよ」
「もう一度よく考えた方がいい」
否定的な言葉によって、夢や目標の邪魔してきます
でも「そんなの無理だよ」と言うのはたいてい転職をしたことがない人で、聞く耳を持つ必要はありません
でも、本当に怖いドリームキラーはあなた自身
「失敗するかも…」と不安な気持ちから『変化をきらい安定を求めてしまう』と動けなくなってしまいます
ドリームキラーに惑わされず、行動した人だけが結果を得られます
30代未経験でプログラミングは遅い・年収上げるなんてムリゲー!はほんと?
ここからは、「30代未経験でプログラミングを学習することは全然遅くない!」その理由を3つ解説します
30代からプログラミングを始めても遅くない理由①:環境が整っている
インターネットが普及し、IT革命が加速した1995年から約30年、いまはプログラミングスクールや無料で学べる動画など、プログラミング学習が始めやすい環境が整っています
81歳の女性がアプリを開発したり、小学生がプログラミングを使いこなしゲームを作ったり…
「プログラミングは未経験者には難しいかも…」と思うかもしれませんが、さまざまなプログラミング言語が開発され、初めて勉強する人が扱いやすいツールもたくさんあります
無料でプログラミング学習が学べるサイト「Progate」など、誰でも手軽にプログラミング学習を始めることができます
30代からプログラミングを始めても遅くない理由②:エンジニアが不足している
IT業界は人材不足が深刻化しています
経済産業省の「IT人材の不足規模に関する調査」では、「2022年時点で約33万人のIT人材が不足している、2030年には約45万人程度まで不足する」と発表されています
最近ではAIの進化がめざましく、「AIの発達によってエンジニアの仕事がなくなるのでは!?」と危惧されている方もいるかもしれません
確かに、エンジニアの仕事の効率化や内容の進化は加速すると思いますが、AIにできることはまだまだ限界があります
マニュアル化・パターン化できない、創造性の高いクリエイティブな仕事は、人間が行うことの意義がより高まっています
”ただ仕様書通りにコーディングするプログラマー”はAIに取って代わられる可能性がありますが、新しいスキルを磨いたり、コミュニケーション能力が高いIT人材の需要は高まり続けています
- AIなど最新の技術を取り入れることができる
- コミュニケーション能力が高い
- ITトレンドに合わせて需要のあるスキルを習得し続ける
「勉強し続けるエンジニア」はこの先も重宝されます
30代からプログラミングを始めても遅くない理由③:転職でステップアップできる
IT業界は比較的歴史の浅い業界でありながら急速な発展が続いており、深刻な人材不足が続いています
そのため、常に求人を掲載している企業も多く、他業種に比べて転職がしやすい業界でもあります
経験が浅い最初のうちは給料が安いですが、しっかりと勉強を続けて経験を積むとどんどん優遇されます
私も転職した当初は年収が下がりましたが、今は前職よりも184万円上がり、まだ上がり続けています
未経験で転職するのは決して楽ではありませんが、覚悟を持って取り組めば結果は後からついてきます
ただし、やり方を間違えると茨の道!
プログラミングの勉強法にはいろいろなやり方がありますが、間違えると「こんなに時間を費やして頑張ったのに最初からやり直し…」なんてことにもなりかねません
いまはプログラミング学習が始めやすい環境が整っている分、いろいろな選択肢があって迷いますよね
そのため、自分で勉強方法を考えると「間違った努力」にもなりかねません
一般的に、未経験からプログラミングの学習を開始すると、習得するまでにおよそ1,000時間以上勉強する必要があると言われています
膨大な時間がかかるからこそ、やり方を間違えると茨の道を進むことになります
プログラミングの効果的な勉強法と効率よく学ぶコツはこちら▼
30代からプログラミングを始めても遅くない!
ここからは、実際に30代からプログラミング学習を始めて転職し、キャリアアップに成功した事例を紹介していきます
【実体験】35歳未経験でプログラミング学習スタートした私の話
私自身、文系大学出身でITとは無縁でした
前職は憧れて入ったアパレル業界でしたが、毎日頑張って仕事をしても給料は上がらず、業界としても先細りになっていることを実感したので、好きだったアパレル業界を離れる決意をしました…
当時はプログラムが暗号にしか見えませんでした
エンジニアとして働き始めたとき、本当に何も知らなかったので、正直言ってお荷物でした
今から思えば、よく転職できたなぁ…と感じます
でも、続けていたら一人前になれました
初めはこんな状態でしたが、継続すればスキルは身につきます
30代未経験からプログラミングを始めてキャリアアップした成功事例
私の他にも、30代未経験から転職した人はたくさんいます
実際に30代からエンジニアになった知人3人にアンケートを取ってまとめた記事もあります
こちらの記事では、
- エンジニアになろうと思ったきっかけ
- どうやってプログラミング学習したか
- 転職活動はどうだったか
などをインタビュー形式で紹介しているので、気になる人はぜひ見てくださいね
30代でプログラミングを学習する方法
30代でプログラミングを学習するには、2つの方法があります
①独学で勉強する【茨の道】
まずは独学で勉強する方法です
プログラミング本やネットのサービスを活用します
大きなお金がかからないので手軽に始められますが、独学はプログラミングを習得するのに一番難しい方法です
一般的には、独学は9割が挫折すると言われています
私も「独学で学んだ人もいるから、自分も独学でいける!」と簡単に考えて大失敗しました…
プログラミングの勉強を始めると必ずぶつかる問題があります
【エラーが解決できないという問題】
このループから抜け出せなくなります
単なるスペルミスや、ちょっとした勘違い…
問題一つ解決するのに2〜3日かかってしまうこともよくあります
だんだんパソコンを開かなくなって、本も読まなくなって、プログラミングと聞くのも嫌になってしまいました…
経験者に聞けば一発でわかる答えも、独学だと何日もひとりで悩むことになり、そのまま挫折しやすいです
②転職保証付きのプログラミングスクールに通う
一番確実な方法です
メンターと呼ばれるプログラミングの講師が、教室やオンラインでなんでも回答してくれて、転職保証もしてくれます
私もスクールで教えてもらいましたが「学習の進み方がこんなに違うのか」とびっくりしました!
30代で転職した私が教える!プログラミングスクールの失敗しない選び方▼
35歳未経験スタートの私がプログラミング学習をおすすめする理由
35歳未経験スタートの私がプログラミング学習をおすすめする理由は3つあります
①これからの世の中はエンジニアが圧倒的に必要になるから
AIの進化が目覚ましくても、IT業界の人材不足はまだまだ解消されません
大手転職サイトのdoda(デューダ)が出している転職求人倍率レポートでは、IT・通信がコンサルティング・人材サービスに次ぐ求人倍率で、その数値はなんと6倍以上!(一人のITエンジニアに6件の求人がある状態)
成長し続けている業界だからこそ、求人も給料も増加していきます
②在宅勤務しやすく、育児・介護と親和性が高いから
コロナ禍を経て、IT業界はリモートワークが広く普及しました
出社は月に1回だけなど、ほぼリモートで働ける求人も多く存在します
30代は育児、40代は介護、と年齢が上がるにつれ仕事以外の過ごし方が変化する人にとって、在宅勤務がしやすいIT業界は働きやすい職種といえます
私は先日2人目の子どもが生まれたばかりですが、フルリモートワークなので1人目のときよりも育児に参加できています
③プログラミング未経験でも求人がたくさんあるから
DX※やAIという言葉が一般的になり、企業では専門部署が新設されていく時代になり、エンジニアの求人数は年々増加傾向にあります
※DX … デジタル技術を用いることで、生活やビジネスが変容していくこと
特に採用ニーズが高い受託開発やSES企業では、未経験の求人もたくさんあります
SES企業の採用はブラックなイメージがありますが、保険や金融案件のみで、それ以外の業務は平和ですよ
まとめ:「現実的に考えて」30代からのプログラミング学習は決して遅くはない
私が30代半ばで転職したとき、賛成者はゼロでした
「転職なんて無理」
「絶対失敗する」
と同僚・先輩に言われました
その後、元いた会社は買収され、その人たちはリストラや降格…
本当にあのとき行動してよかったです!
30代からプログラミングを学習して、未経験から転職するのは決して遅くありません
さらに、今後伸び続けるIT業界の波にのれば、年収を上げることも難しいことではありません
決して楽な道ではありませんが、一部の才能のある人や頭のいい人だけができる特別なことではありません
現状に不満を感じていて、プログラミング学習に挑戦したいと思っているなら、まずば一歩を踏み出してください
エンジニアになると、
- 収入が増える
- 自由な時間が増える
- 会社に依存しない生き方ができる
30代から人生を変えたいなら、プログラミング学習に挑戦したほうがいい、って本気で思っています
プログラミングスキルを身につければ、あなたの理想の働き方に手が届くでしょう!
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